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卒業式で笑顔を見せる「生成AIクラス」の1期生たち。それぞれが壇上で卒業証書を受け取った=2024年6月、米ミシシッピ州クラークスデール、五十嵐大介撮影

 米国で最も世帯所得が低い南部ミシシッピ州で人工知能(AI)などを扱う「テック人材」を育てる取り組みが進んでいる。AIの急速な進化が雇用に影響を与えるとされるなか、低所得の高卒生らに「リスキリング(学び直し)」の場を作り、「人材流出」を食い止める試みだ。

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 ブルース発祥の地として知られる同州北部の町クラークスデール。人口1万人ほどの町の集会所に6月、50人ほどが集まり、プログラミング教育を手がける非営利団体「ミシシッピ・コーディング・アカデミーズ(MCA)」の卒業式が開かれた。同校が今年1月に始めた「生成AIクラス」の1期生だ。

高校中退者や前科のある人…最高齢は64歳

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クラークスデール中心部の街並み=2024年6月、米ミシシッピ州、五十嵐大介撮影
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 卒業生14人の全員が黒人で…

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